将来の人口推計を一般の手で

 

 政府発表の人口予測は人口増を過大に見積る時代が長く続き、「当たらない」ことで有名でした。このため、人口予測は「当たらない」という誤った先入観を多くの人に植え付けてしまいました。しかし、これは人口予測の手法自体が悪いのではなく、重要な変数を常識的に考えればありえない数値を恣意的に使って予測した人々の無責任さに起因するものです。現在の年金問題など、ちゃんと予測を行っていれば起きようもなかったはずなのですが、後手にまわってしまったのはこれが一因となっているといえます。

 このようなことが二度と起こらないようにするには、人口推計を多くの人が行える環境をつくり、政府発表の内容が過大、あるいは過少に見積られていないか、チェックシステムをつくることが必要です。人口推計の方法自体は、年齢別の人口、出生率、死亡率のデータがあれば加減乗除算だけで簡単にできるもので、計算の数は多いですが、表計算ソフトを使えば一瞬で結果がでますので、中学生の数学の知識があれば処理できるものです。

 本ホームページでは日本の将来人口推計を皆さんの手で簡単にできる材料(表計算プログラム)を提供していきます。現在、準備中ですので、しばらくお待ちください。

 

世帯数、そして人口の推計手法について
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女子の年齢(各歳)別出生率:1930〜2001年

 
市川 誠

【人口について理解しよう】

 

 


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Revised: 2004/08/26 .